第四部 カワセミ     TOPページへ戻る
 


  町内に住む人々を対象に、大学や高校の先生が講師となって近くの池や湿原、
河岸を巡る自然観察会が毎年何回かあって、参加したことがあります。
池でのイトトンボ、ヒシの実、湿原の植物観察など時間はアットいう間にすぎる
健康的な一日でした。
 カワセミがこんな近くに住んでいることを初めて知ったのもこの観察会です。
川岸の切り立った土の壁に
沢山の小さな穴があって、エサをくわえたコバルトブルー
の小鳥が飛び込むのを見たあと、カワセミが狩りをするところにも案内してもらい
そこは石狩川に注ぐ小さな水路で小魚が沢山群れていて、近くの河原に腰を下ろし
て待っていた参加者たちが”アッ来た来た!”と叫びながら、飛んでくるカワセミを見
ていたのを想い出します。
 これがきっかけで、カワセミのいろいろなポーズを、絵本や図鑑、新聞にのった写真
などを参考にして削るようになりました。
 


 カワセミと流木のコラボです。獲物に狙いをさだめたハンターの雰囲気が出れば最高と思っています。
 色は塗るつもりはありません。流木は初めにのべたように、おもいきって腐食部分を削りとって堅い
 芯を出し磨いています。それでも何も手を加えないと、せっかく磨いた表面が劣化するので、今は
 紫外線に強いという透明な塗料を塗っています。
 小鳥の彫りだしで難しいのは、嘴です。胴体が上手くいっても嘴で失敗することが多く、そうなると
 これは泣きですね。
    

 カワセミA
 (台の差し渡し 約30cm)
 

 カワセミB
 (台の高さ 約17cm) 

 

 カワセミC
 (台の高さ 約108cm) 
 カワセミD
 (台の長軸 約22cm) 
 カワセミE
 (台の高さ 約15cm) 
 カワセミF
 (台の長さ 約20cm) 
 カワセミG
 (台の高さ 約10cm)